特集PC技術

コアJavaScript(ECMAScript)の図書室

 

25冊目 【JavaScript】[ECMAScript] 関数の戻り値

関数は引数と受け取り、処理を実行したと戻り値として結果を返します。
そのうちの実行した結果を渡す、関数の戻り値を説明します。
関数に戻り値にはデータ型に該当するものを返すことができます。
また、意図的に処理を中断したりといった用法にも使用されます。

目次

[1] 処理を途中で中断する

return文が実行されたとき、実行中の関数は処理が中断されます。 return文は関数内にいくつも記述してもかまいません。

function data_check(data){

	if(data >= 10){
		return "データは10以上です";
	}
	if(data >= 5){
		return "データは5以上です";
	}

	return "チェック終了";

}

document.writeln(data_check(20));
document.writeln(data_check(8));
document.writeln(data_check(3));

[2] returnがある場合とそうでない場合

JavaScriptの戻り値(return)は記述しなくても戻り値を返します。
戻り値を指定していない状態で結果と受け取ったとき、思わぬ動作をする可能性もあるので注意が必要です。


// 戻り値を定義した関数
function sum1(num1, num2){
	return num1+num2;
}

// 戻り値を定義していない関数
function output(){

}

// 合計結果が表示される
document.writeln(sum1(10,20));

// 戻り値がない場合は「undefined」が返ってくる
document.writeln(output());

[3] return文の記述時の注意点

return文を使用した際に気をつけておくべきことがあるので説明をします。
戻り値はreturnと同じ行で記述するようにしてください。
これは他のプログラムではそのように書くのであまり問題ないと思います。

function sum1(num1,num2){
	return num1+num2
}

function sum2(num1,num2){
	return
	num1 + num2;
}

// ほしいデータが帰ってくる
document.writeln(sum1(10,20));

// ほしいデータが帰ってこない
document.writeln(sum2(15,25));

[4] 更新履歴

日付 詳細
2011/08/05 コンテンツ公開

コメントの投稿


画像の中に見える文字を入力してください。

トラックバックURL

http://www.isl.ne.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1694

サイト内検索

コアJavaScript(ECMAScript)の図書室

twitterTwitter

最新ブログ記事

2015年06月13日

JavaScriptの情報室

4冊目 ハイブリッドアプリが作れる。tabris.js

2014年10月16日

C++言語学習録

第3回 ファイルを分割してみよう

2014年10月09日

C++言語学習録

第2回 オブジェクト指向の復習

2014年10月02日

C++言語学習録

第1回 C++の開発環境を整える

2014年09月25日

Swiftを試してみようなう。

第4回 Swiftでクラスを使うなう。

ISL 情報戦略研究所

pagetopこのページの先頭へ戻る