特集PC技術

コアJavaScript(ECMAScript)の図書室

 

14冊目 【JavaScript】[ECMAScript] 特殊な演算子

この回ではJavaScriptの特殊な演算子の説明をします。
特殊な演算子は算術演算子、比較演算子、代入演算子などに分類できない演算子です。

目次

[1] カンマ(,)演算子

まとめて変数の宣言などに使う演算子です

var a = 10, b = 5, c = 0;

[2] delete演算子

変数、配列、オブジェクトから指定した要素を削除します。
データ型等によって動作が異なる点に注意してプログラムを見て下さい。


var data1 = 20;
data2 = 10;
var array1 = ["test","test2","test3"];
var obj1 = {x:10, y:20};

// 変数を削除したとき
// var宣言している変数は削除できない
delete data1;
delete data2;
document.write(data1);
//document.write(data2);
document.write("
"); // オブジェクトを削除したとき delete obj1.y; document.write(obj1.y); document.write("
"); // 配列の要素を削除したとき // 要素が前に繰り上がるわけではない document.write("削除前:"+array1); document.write("
"); delete array1[1]; document.write("削除後:"+array1);

[3] instanceof演算子

オブジェクトの型を判定する演算子です。

// 配列オブジェクトで比較
var array1 = ["test","test2","test3"];
document.write(array1 instanceof Array);

[4] new演算子

オブジェクトを生成する演算子です
配列を作成するときやオブジェクトを作成するときに使用します。

// var 変数名 = new オブジェクト名
var array1 = new Array(5);

[5] typeof演算子

データ型を調べる演算子です。
基本型のデータ型は調べられますが、参照型のデータ型の場合は全てObjectとなります。

var str = "ほぷしぃ";
var flg = true;
var array1 = ["test","test2","test3"];
var obj1 = {x:10, y:20};

document.writeln(typeof str);
document.writeln(typeof flg);
document.writeln(typeof obj1);
document.writeln(typeof array1);

[6] void演算子

とても特殊なものですが、未定義値を返す演算子です。
どのような値を渡しても未定義値(undefined)が取得できます。

var num = 20;
document.write(void(num));

[7] in演算子

in演算子はオブジェクトのプロパティが存在しているのか調べる演算子です。
プロパティが存在している時「true」を存在していない時「false」を返します
プロパティはダブルクォート(")で囲って下さい

var obj = {x:10,y:10}

// objにxプロパティが存在しているか
document.write("x" in obj);

// objにzプロパティが存在しているか
document.write("z" in obj);

[8] 更新履歴

日付 詳細
2011/06/28 コンテンツ公開

コメントの投稿


画像の中に見える文字を入力してください。

トラックバックURL

http://www.isl.ne.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1671

サイト内検索

コアJavaScript(ECMAScript)の図書室

twitterTwitter

最新ブログ記事

2015年06月13日

JavaScriptの情報室

4冊目 ハイブリッドアプリが作れる。tabris.js

2014年10月16日

C++言語学習録

第3回 ファイルを分割してみよう

2014年10月09日

C++言語学習録

第2回 オブジェクト指向の復習

2014年10月02日

C++言語学習録

第1回 C++の開発環境を整える

2014年09月25日

Swiftを試してみようなう。

第4回 Swiftでクラスを使うなう。

ISL 情報戦略研究所

pagetopこのページの先頭へ戻る