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Pythonを学ぼう
第8回 ブール型
1.ブール型とは
ブール型(bool型)とは、TrueかFalseの値のみを持ちます。
# coding: utf-8 # ブール型-True print(True) print(type(True)) # ブール型-False print(False) print(type(False)) |
実行結果
True
<type 'bool'>
False
<type 'bool'>
type関数を使用すると、TrueとFalseは'bool'であることがわかります。
2.ブール型と数値型との関係
Pythonのブール型は、Trueは1、Falseは0の値として振舞うことができます。
つまり、数値型との演算も可能です。
次のプログラムを見てください。
# coding: utf-8 # 数値型同士の演算 print(1 + 1) print(1 + 0) # 数値型とブール型との演算 print(1 + True) print(1 + False) |
実行結果
2
1
2
1
上記の実行結果を見ると、数値型1とブール型Trueが同じ値のように振舞っています。
ただし、厳密には、ブール型と整数型は異なりますので、is演算子を使用すると実行結果が異なります。
is演算子は、値ではなく、オブジェクトを比較して、等しい場合にTrueを返します。
次のプログラムを見てください。
# coding: utf-8 # 数値型同士の比較 print(1 is 1) # 数値型とブール型との比較 print(1 is True) |
実行結果
True
False
3.Javaとの比較
Javaのソースコードとの比較をします。
Javaを知っている方は参考にしてください。
Python | Java |
---|---|
# coding: utf-8 # ブール型 a = True b = False print(a) print(b) # 数値型とブール型との演算 print(1 + a) |
public class Java08 { public static void main(String[] args) { // ブーリアン型 boolean a = true; boolean b = false; System.out.println(a); System.out.println(b); // 数値型とブーリアン型との演算(エラー) // System.out.println(1 + a); } } |
JavaにもTrueかFalseの値のみを扱うブーリアン型があります。
数値型との演算に関しては、Javaではエラーとなります。
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