特集PC技術

Pythonを学ぼう

 

第5回 変数


1.変数の定義

変数の定義は非常に簡単です。
"変数名 = 値"と書くだけです。

# coding: utf-8

# 数値型の変数の定義
a = 10
print(a)

#文字列型の変数の定義
b = 'str'
print(b)

実行結果

10
str


ちなみに定義されていない変数を呼び出そうとすると、エラーが起きます。

# coding: utf-8

# 定義していない変数の呼び出し
print(a)

実行結果

Traceback (most recent call last):
・・・
NameError: name 'a' is not defined

Traceback・・・と表示される場合は、エラーです。
NameErrorとして、'a'の名前が定義されていないことが表示されます。

2.変数の命名規則

変数名は英字(大文字と小文字)、数字、_(アンダースコア)を使用できます。
ただし、変数名に使用できない場合が2つあります。

  • 数字から始まる変数名は使用できない(例:1abc)
  • 予約語は使用できない

予約語一覧

and as assert break class continue def del elif else except exec finally for from
global if import in is lambda not or pass print raise return try while with yield


3.Javaとの比較

実行結果が同じになるJavaのソースコードとの比較をします。
Javaを知っている方は参考にしてください。

Python Java
# coding: utf-8

# 数値型の変数の定義
a = 10
print(a)

#文字列型の変数の定義
b = 'str'
print(b)
public class Java05 {
    public static void main(String[] args) {
        // 数値型の変数の定義
        int a = 10;
        System.out.println(a);

        // 文字列型の変数の定義
        String b = "str";
        System.out.println(b);
    }
}

Pythonでは、型の宣言がないため、ソースコードは非常にすっきりしています。
ただし、型の宣言が必要となるJavaなどの言語を学んだ方には違和感があるかもしれません。

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