- トップページ
- 特集PC技術
- とあるJavaScriptの情報図書
- 1冊目 JavaScriptとは何か
とあるJavaScriptの情報図書
1冊目 JavaScriptとは何か
この回ではJavaScrptというものがどういったものなのか書いていこうと思います。
目次
- [1] JavaScriptとは何か
- [2] JavaScriptのよくある勘違い
- [3] JavaScriptの特徴
- [4] コアJavaScript(ECMAScript)
- [5] クライアントサイドJavaScript
- [6] サーバーサイドJavaScript
- [7] 更新履歴
[1] JavaScriptとは何か
JavaScriptは「Netscape Communications社」のブレンダン・アイク氏により開発されました
主にWebブラウザで使用されるプログラム言語です。JavaScript(ジャバスクリプト)といいます。
Webブラウザとは、このサイトを見る時に使用しているソフトのことです。
動的なウェブサイト、RIA(Rich Internet Application)などの開発に使用されます。
[2] JavaScriptのよくある勘違い
JavaとJavaScriptは名前が似ておりますが、全く別物です。
開発当初、LiveScriptと呼ばれていましたが、1995年にJavaというプログラム言語が注目を浴びており、
また、Sun Microsystems社が業務提携していた事もあったため、JavaScriptに変更されたらしいです。
Javaという文字が頭についているので、紛らわしく理解されている要因にもなっています。
[3] JavaScriptの特徴
JavaScriptの特徴をまとめると以下のようになります
【オブジェクト指向機能を持つインタプリタ型のスクリプト言語である】
オブジェクト指向
JavaScriptはオブジェクト指向を持つプログラミング言語です。
一般的に知られているJavaのオブジェクト指向等とは別物です。
JavaScriptのオブジェクト指向はプロトタイプベースと呼ばれています。(Javaはクラスベース)
プロトタイプベースは、メンバ変数やメソッドを自由に追加することができます。
インタプリタ型
インタプリタ型は、プログラム実行時にプログラムの先頭から解析しながら実行します。
つまり、コンパイル(一括解析後に実行する方法)が不要なのです。
コードを書いてすぐに実行できる点が魅力です。特別な環境は不要です。
スクリプト言語
ある機能を実現するための方法が簡単にできるプログラミング言語のことです。
一般的にプログラミング初心者でも習得が容易という意味もあります。
プログラミングコードの書きやすさもポイントです。
[4] コアJavaScript(ECMAScript)
JavaScriptのプログラムのうち、ベースとなっているものをコアJavaScriptといいます。
ECMAによって標準化されたため、ECMAScriptなんて呼ばれていたりします。
ブラウザごとに言語仕様が独自という問題があったため
ECMAによって、JavaScriptの核となる言語仕様が標準化されました。
この言語仕様を理解しておけば、JavaScriptを使用する上で様々な場面において有効利用できます。
最新のバージョンは、2009年にECMAScript5がリリースされていますが、
現在(2011年5月)よく使用されているJavaScriptはECMAScript3をベースにしたものだと思われます。
最近リリースされているWebブラウザがECMAScript5に対応し始めているようです。
[5] クライアントサイドJavaScript
JavaScriptと普段呼ばれるものは、一般的にはクライアントサイドJavaScriptの事を指します。
あえて、クライアントサイドJavaScriptと説明しているのには意味があります。
クライアントサイドJavaScriptはコアJavaScriptを拡張(Webブラウザに関する機能)したJavaScriptのことをいいます。
クライアントサイドJavaScriptはHTMLやCSSと組み合わされて使用されるのが一般的です。
クライアントサイドJavaScriptを使用する上で一番知っておかなければならないことがあります。
それは、WebブラウザによってJavaScriptの解釈が違うことがあり、想定外の動作する場合があることです。
この想定外の動作を防ぎ、正常に閲覧および動作させることをクロスブラウザといいます。
[6] サーバーサイドJavaScript
クライアント側がJavaScriptで、サーバー側が別の言語でという考え方が一般的です。
1つの言語を理解するためにもやはり時間がかかります。
そこで、クライアント側はJavaScriptがはずせないため
サーバー側もJavaScriptでいいのではという考えによるものです。
2011年あたりから、「Node.js」という環境において今注目されています。
[7] 更新履歴
日付 | 詳細 |
---|---|
2011/05/13 | 新規作成 |
コメントの投稿
トラックバックURL
http://www.isl.ne.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1652