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Java言語入門 ~C言語を学んだ君へ~
[第1回]Javaとは何か
ほぷしぃのPC特集技術Java言語入門 ~C言語を学んだ君へ~へようこそ。
当コンテンツは
C言語を学んだ人がC言語で培った知識を利用し、Javaを学習する
という目的で作成としたコンテンツです。
そのため、このコンテンツは「C言語を入門書1冊分」を学んだ人向けに作成しました。
C言語を全く知らないとかなり厳しい内容となっています。
C言語を学んでいない方は、ほぷしぃの納得C言語をご覧ください。
目次
[1]各回の構成
当コンテンツは全てで18回で構成しています。
また、それぞれ一定のまとまりをこのように分類しています。
- 第01回~第02回を準備編
- 第03回~第06回を基礎編
- 第07回~第12回をオブジェクト指向編
- 第13回~第18回を応用編
上記のように、大きく分けて4つの編で構成されています。
この4つの編でJava入門書1冊分の学習をすることができます。
通常の入門書との大きな違いはC言語で学習した内容を元に説明するため余計な説明をしないことにあります。
それでは、各編について簡単に説明しておきます。
準備編
準備編の説明です。
準備編では、Javaを学習する前の準備をする内容です。
Javaとはどのような言語で、特徴、利点、欠点等について説明します。
また、Javaの環境設定をします。
基礎編
つづいて基礎編の説明をします。基礎編では以下の3つを重点に説明します。
1 Javaのルール
2 Javaのプログラムの基礎
3 制御文
Javaのルールとは、Javaプログラムを組む上での大前提です。
C言語でいう予約語、半角で書くといったルールについてです。
プログラムの基礎とは、変数の宣言、画面出力、制御文等です。
JavaはC言語を元に作成された言語なので、文法が非常に似ている部分があります。
そのため、特にC言語と異なっている点を中心に学習を進めていきます。
オブジェクト指向編
オブジェクト指向編ではその名の通り、Java特有のオブジェクト指向というものに重点を置いて、Javaの学習を進めていきます。
オブジェクト指向で大切なポイントは以下の3つの要素になります。
1 クラス
2 継承
3 ポリモーフィズム
この3つを学ぶことでJavaプログラムがよくわかるようになります。
この3つを理解できるかどうかがJavaプログラムを身につける上での鍵となります。
じっくりと進めていきましょう。
応用編
応用編では、上記以外でJavaを利用するにあたって、最低限必要な知識を説明します
- 例外処理
- マルチスレッド
- クラスライブラリ
- 入出力
といった要素について説明していきます。
[2]Javaとは何か
そもそもJavaとはどういう言語なのでしょうか。
Javaとは、1995年にSun Microsystems社で開発されたプログラミング言語です。
主な特徴として、プログラム実行環境(プラットフォーム)に依存しないように設計されています。
Write Once, Run Anywhere(1度作成すれば、どこでも実行できる)
を理念としています。
また、オブジェクト指向プログミングを取り入れた言語であり、ソフトウェア開発の手助けになっています。
オブジェクト指向プログラミングに関しては第7回「オブジェクト指向プログラミング」から学習します。
今はJavaはオブジェクト指向プログラミングだと知っておけば十分です。
[3]Javaの由来
プログラマーにはコーヒー好きが多くいます。
そのため、コーヒーの産地であるインドネシアのジャワ島(発音はジャバ)からジャバと名付けました。
また、コーヒーを入れるようにプログラムを簡単に作れるという意味もあるようです。
[4]Java仮想マシン(JVM:Java Virtual Machine)
Javaの実行はプラットフォームに依存しませんと説明しました。
その理由はJavaの実行方法にあります。
C言語の場合、ソースから実行ファイルを生成し、OSが実行します。
それに対しJavaは、ソースからバイトコードと呼ばれるファイルを生成し、JVMが実行します。
このJVMがOSの違いを吸収し、あらゆる環境で実行を可能にします。
[5]Javaの特徴(Cと比較)
Cと比較したときのJavaの特徴は、以下の通りです。
利点 | 欠点 |
---|---|
大規模な開発に向いている | 動作時に多くのメモリーが必要 |
プラットフォームに依存しない | Java環境がないと実行できない |
厄介なポインターがない | C言語に比べて実行が遅い |
ライブラリが豊富 |
C言語に比べて実行速度が遅いという欠点はあるものの
大規模な開発をする時にとても便利な構造になっています。
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