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長野食工房 7月の行事食
7月の行事(料理)の豆知識
七夕の豆知識
7月7日の七夕の日は織姫(織女)と彦星(夏彦、牽牛)が年に1度だけ天の川を渡って会うことができる日といわれ、日本では一般的に願いごとを短冊に書いて笹の葉につるします。
しかし七夕の日に雨が降ると天の川の水かさが増してしまい、織姫は川を渡ることができず、二人は会えないのだそうです。
そのため七夕に降る雨は「催涙雨(さいるいう)」と呼ばれ、会えなかった織姫と彦星が流す涙だと言われています。
7月7日といえば日本列島のほとんどの地域が梅雨なので雨が降る可能性が高い時期。
どうしてこの日を七夕に選んだのでしょうか。
実は七夕の7月7日は太陰太陽暦(旧暦)のもので、そもそもは秋の行事でした。
明治時代に現在の太陽暦(グレゴリオ暦)に切り替えたとき、日付をそのまま採用したのでこのようなズレが生じたんですね。
旧暦7月7日を現在の暦に直すと8月初旬になります。(2011年は8月6日)
地域によって七夕の行事を月遅れの8月7日に行うところが多いのはそのためです。
今年は7月7日だけではなく8月6日にも夜空を眺めてみてもいいかもしれませんね。
長野県の七夕
松本地方では、いくつかの行事が「月遅れの行事」として行われています。
その一つである七夕は8月7日に行われます。
笹飾りの他に、軒先に七夕人形を吊るし、季節の野菜や煮物、「ほうとう」を供えることが特徴です。
現在でも七夕に人形を飾る風習はありますが、顔の描かれた人形を飾るのは、松本独自のあり方といえます。
松本では七夕に儀礼食として「ほうとう」を食べます。
小豆汁に「ほうとう」を入れた甘いものです。
新しく収穫した小豆と小麦粉を用いて作られます。
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