特集PC技術

iウィジェットを作ってみよう!

 

[第1回]iウィジェット開発準備

iウィジェットとは

この連載では、無料開発環境でiウィジェットを作成することを目指します。

iウィジェットとは、2008年冬モデルのNTTドコモの携帯電話端末から始まったサービスで、iウィジェットボタンひとつでミニアプリを複数起動できます。
ミニアプリは最大8個まで自由に追加・変更できます。
アプリケーションサイズはフルアプリより小さく、利用できる機能やAPIが制限され、画面も小さくなるといった制限があります。
ミニアプリはStarプロファイルというDojaプロファイルの後継の仕様で作成されています。

現在の端末では8個も登録すると動作が重くなったり、メモリが足りなくなるため軽めのアプリを作る必要があります。

必要な環境

項目 必要環境
オペレーティング システム Microsoft WindowsR 2000
Microsoft WindowsR XP
メモリ 256MB以上推奨
ハードディスク容量 23MB
Java実行環境 Java2 SDK, Standard Edition Version 1.4.2

インストールしてみよう!

Java2 SDK Standard Edition Version 1.4.2のインストール

Starプロファイル向けiアプリ開発ツールを動作させるにはJavaのSDKが必要です。
まずは下記URLにアクセスしましょう。
Download Java 2 Platform, Standard Edition, v 1.4.2 (J2SE)
インストーラを起動して画面に従いインストールを行います。
セキュリティの警告

表示された内容を確認し、「同意する」をチェックして[次へ]ボタンをクリックします。
ライセンス確認

インストールするプログラムを選択します。特に変更はせずに[次へ]ボタンをクリックします。
カスタムセットアップ

データベースフォルダを選択します。特に変更はせずに[次へ]ボタンをクリックします。
データベースフォルダ

以上でJava2 SDK Standard Edition Version 1.4.2のインストールが完了しました。

Starプロファイル向けiアプリ開発ツールのインストール

Starプロファイル向けiアプリ開発ツールも無料でダウンロードできます。
まずは下記URLにアクセスしましょう。
Starプロファイル向けiアプリ開発ツール
2008年冬モデルはStar-1.0。
2009年夏モデルはStar-1.1。iアプリタッチ等の新機能が使えます。

セットアップ言語を選択します。特に変更はせずに[OK]ボタンをクリックします。
セットアップ言語の選択

[次へ]ボタンをクリックします。
InstallShieldウィザードへようこそ

表示された内容を確認し、[はい]ボタンをクリックします。
使用許諾契約

表示された内容を確認し、[はい]ボタンをクリックします。
Binary Code Lisence Agreement

インストール先を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
インストール先の選択

セットアップタイプを選択します。特に変更はせずに[次へ]ボタンをクリックします。
セットアップタイプ

[次へ]ボタンをクリックします。
ファイルコピーの開始

拡張子の関連付けをします。[はい]ボタンをクリックします。
拡張子の関連付け

再頒布可能パッケージのインストールをします。[はい]ボタンをクリックします。
再頒布可能パッケージのインストール

[はい]ボタンをクリックします。
再頒布可能パッケージのインストール確認

以上でStarプロファイル向けiアプリ開発ツールのインストールが完了しました。



3Dグラフィックスのエミュレートのインストール

3DグラフィックスをエミュレートさせるにはMascotCapsule Tool Kitが必要です。

まずは下記URLにアクセスしましょう。
MascotCapsule Toolkit for DoCoMo
Download FilesからLiblaryを選択します。
MascotCapsule V3 dll for DoJa5.0/5.1/Star1.0をダウンロードします。
ファイルを解凍してmicro3d_v3_32.dllをStarプロファイル向けiアプリ開発ツールをインストールしたフォルダの下のbinフォルダにコピーします。

以上で3Dグラフィックスのエミュレートのインストールが完了しました。

第2回予告

今回のインストールで開発環境が用意できました。
次回はiアプリ開発ツールの使い方について紹介します。

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