データ型とは、変数に格納できるデータの種類のことをいいます。
JavaScriptで使用できるデータの種類は2つあります。基本型と参照型です。
基本型のデータは、値そのものを直接変数に格納します。
基本型は4種類があります。
そのまま、数字です。整数や16進数を扱えます
document.writeln(0x2210); document.writeln(2210);
シングルクォート(')かダブルクォート(")で囲まれたデータのことです。
"文字列です"
文字列型データには特殊なデータが存在します。それは、エスケープシーケンスといいます。
エスケープシーケンス | 詳細 |
---|---|
¥b | バックスペース |
¥f | 改ページ |
¥n | 改行(LF) |
¥r | 復帰(CR) |
¥t | タブ文字 |
¥¥ | 円マーク |
¥' | シングルクォート |
¥" | ダブルクォート |
¥xXX | Latin-1文字 |
¥uXXXX | Unicode文字 |
「true(真)」か「false(偽)」のどちらかのデータのことです。
true false
「null」や「undefined」のデータのことです
undefinedは未定義値を言われ、変数は宣言されているけど、値が代入されていない状態などを表します。
nullは、値がない、オブジェクトがないという意味を表す特殊なデータです。
// 変数が初期化されていないものを表示しようとするとundefinedになる var data; document.writeln(data);
参照型のデータは、値を実際に格納しているメモリ上のアドレスを格納します。
データの集合で、各要素にインデックス(添え字)によりアクセスします
array[0] array[1]
データの集合で、各要素には名前でアクセスします
配列のように添え字ではなく、文字列でアクセスする方法もあります。
一般的な方法は「.(ドット)」でつなぐほうほうです。
array["title"] array.title
一連の処理の集合です
データ型として関数があるという概念はJavaScriptにおいて大変重要な意味を持つと私は思います。
つまり、変数に関数が代入できるという意味になります。
// 関数の定義を変数に代入できる data = function(){ document.write("ほぷしぃへようこそ"); } // 関数の実行 data();
ここでは、簡単な説明にして、別の機会で再度説明します。
2つのデータ型の違いを簡単に説明すると、「値を変数に格納する方法」が違います。
3つのパターンより、簡単に説明しておきます。
それは、「データコピーの場合」、「関数などにデータを渡す場合」、「データ比較の場合」です。
データコピーの場合とは、代入演算子(=)などを使用した場合です。
基本型 | 値が実際にコピーされる。コピーされたものとしたものは別に管理される |
参照型 | 値の参照がコピーされる。コピーされたものとしたものは同じデータを参照する |
関数などにデータを渡す場合とは、引数として使用する場合です。
基本型 | 値のコピーが渡される。関数内でデータを変更しても下の値に影響を与えない |
参照型 | 値の参照が渡される。関数内で渡されたデータを変更すると元に影響を与える |
データ比較の場合とは、値同士が正しいかどうか調べる場合です。
基本型 | 2つの値が同じか比較する |
参照型 | 2つが同じ値を参照しているか調べる |
日付 | 詳細 |
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2011/05/30 | コンテンツ公開 |
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