(オープニングナレーション?)
安曇野市のとある場所の、とあるログハウスに猫たちが暮らしています。
その5匹の猫たちは、ふだんは思い思いの場所でくらしていますが、
冬になると、薪ストーブのそばに集まってきます。
ストーブの効きがわるくなってくると、ストーブ係のニンゲンに文句を言います。
そう、猫たちは薪ストーブがどうやって暖かくなるのか、知らないのです。
というわけで、今月もご紹介しますよ。
初夏とはいえ、次の冬にむけての仕事があるのです。
今年は、この時期に薪を割ります。
結構な手間がかかりますが、猫の為に頑張るのです。
もちろん、猫はそんなことは知りませんが。
もともと、薪割りは冬の仕事とされていました。
樹木は冬になると含水率が下がるので、乾燥させやすいのです。
ただ、最近は原木(薪にするために、切り出された丸太)の切り出しが、通年になりつつあるそうです。
いつでも薪割りができるようにしておかないといけないですね。
薪ストーブ屋さんから原木で購入しています。
写真のような感じで届けてもらえます。
一本が4メートルでそろっています。
今年は4トン分注文して、写真で全体の4分の3ぐらいです。
チェーンソーで、適当な長さに切り出します。
たいていの薪ストーブは、入れられる薪の長さがきまっていますので、
そのサイズに収まるようにきります。
イントレピット2は35センチなので、他のストーブより短いのです。
短めの方が、斧で割るときに楽ができるので、その辺がコツでしょうか?
ニンゲンは、電動チェーンソーをつかっています。
混合ガソリンの準備が要らないのと、比較的静かで振動も少ない利点があります。
ただし、エンジンに比べると決定的に非力です。
コツとしては、ソースピード(のこ切り部分の回転速度)ではなく、トルクで切る感じでしょうか。
チェーンソーを常に動かして、歯を木目にひっかけるようにすると、うまいこと切れます。
以前は、一度に玉切りしていましたが、木口が乾燥すると割りにくくなるので、
一日ごとに、玉切りと薪割りまでできるようにきる量を調整しています。
写真の量で、原木5本ぐらいです。
玉切りした丸太を斧で割ります。
少し重めの斧で、グレンシュフォシュの中大径木用を使っています。
疲れ切る前にやめておくのがコツです。
斧にかなりの威力があるので、つかれていると危険な状態になりやすいです。
3週間程度、屋外に積んでおきます。
ある程度、乾燥したらストックヤード(薪小屋)に移します。
雨にぬれて乾くというサイクルを繰り返す方が、乾燥が進むようです。
この方法は、薪ストーブ屋さんに聞きました。
以前は割った直後にストックヤードに入れていましたが、
思った程乾燥が進まなかったので、今の方法に替えました。
薪小屋です。
概ねのサイズとして、巾5メートル、奥行き1.5メートル、高さ2メートル。
自宅を建てたときの端材をつかっているので、いまいちな見栄えです。
とりあえず作って、あとで建て替えようと思ったのですが。。
秋~冬~春: 薪が入っているので建て替えできない。
夏:暑くて、外で作業したくない。
という、へたれな理由により作ったときのまま、10年近く過ぎてしまいました。
そのうち、本気出して建て替えたいと思います。
次回 「薪ストーブのメンテナンスはいつやるの?今でしょ!」の巻です。
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